あのね

話し相手は自分だよ

2015年エリザベートのはなし

 

ついに、エリザベートのDVDを見た。の自担はプロモーション映像の名前の文字以外どこにも残らなかった。前年のCDにも入らなかった。だけど、カーテンコールで言っていた通り、京本ルドルフをこの先絶対にわすれない。

 

DVDを見てしまうと記憶が塗り替えられてしまう…と思ってなかなか予約ができなかったけれど、やっぱり作品が大好きなのでジャニーズオールスターズアイランドの期間中に買った。

 

これを見てやっと私の中でひとつエリザベートが終わったので、2015年のエリザベートを観終わった当時にコソコソ書いて残していたものをブログに書きます。

って意気込んでたら間が空きすぎてブログのログインアドレスも何もかも忘れたので作り直しました、、

2015年の文章ほぼそのままなのでこの後スーベニア決まったりエリザベート再演決まったりしてるよ!!おめでとう!!!

というわけで拙い文章ですが何卒。

 

 

 

事件だ。
大変な瞬間に立ち会ってしまった。

 

2015年1月20日、もともと公演を楽しみにしていた2015年東宝エリザベートの追加キャストの発表があった。前回素晴らしかったという城田優の続投、初演時ルドルフだった井上芳雄がトートで帰ってくるというこれだけで最高なのは決まっていたエリザベート、それ以外は何も気にしていなかった。お昼、大学にいた私はTwitterでキャストを知った。東宝演劇部の公式アカウントのリンクから公演サイトを開いた瞬間、ルドルフの下に京本大我(ジャニーズJr.)の文字を見つけた。

 

気づいたら泣いていた。

 

自担でもないのに。

 

ミュージカルとジャニーズがどちらも好きなので、ずっとずっと、ジャニーズが東宝系のミュージカルに出るのを見たかった。でも絶対ありえない、あんなに帝劇や日生で公演しても、ジャニーズの舞台はジャニーズの舞台、東宝ミュージカルは東宝ミュージカルで交わらないものだと思ってたから。いい加減仲良くしてほしい!!!
ジャニーズとミュージカルの架け橋で勝手に期待してたのはヤングシンバ出身の如恵留くんとか高田くんとか。四季には詳しく無いんだけど外部も出れるっていうし、ジャニーズが四季とか出たら新しいな〜〜とか。いや拘束期間死ぬほど長いけど。そんな妄想をしていた。
それがいきなりエリザベートの、しかもルドルフに抜擢されたなんて、そんな素敵なことが起こるなんて、あの帝国劇場で、キャストが最強なこの回に、ジャニーズジュニアが出演できるなんて。友達に支離滅裂な解説をしながら興奮が止まらなかった。
Twitterでルドルフとか京本くんとかのワードで検索して、盛り上がってるジャニヲタにいちいちルドルフがどういう役か説明して回りたかった。「15分しか出番無いらしいよ」「2幕しか出ない役に13000円は…」って弱腰になってるジャニヲタに全力でネタバレ込みで見所を伝えたかったし無理矢理申し込ませる力が欲しい〜〜!!担当さんには絶対見て欲しい。注目してるのはジャニヲタだけじゃないから、たとえば「ジャニーズがルドルフなんて、不安でしかない」「どうせコネでしょ」とか、そんな意見もたくさん見た。いちジャニヲタとしてはジャニーズってだけで決めつけられるのはめちゃくちゃ悔しかった。


ここで気づいたのは、これだけ泣いて大騒ぎしたのに、私自身京本くんの歌唱力をほとんど知らないということ。少クラで歌ってるの見てちょっと上手いな〜〜と思ったくらい。ビジュアルがハプスブルクなのは確信してたけど、そもそも京本くんのことをほとんど知らないじゃないか。
私は「小〜中学くらいから高校までキンキや嵐が好きだったジャニヲタが一旦ヲタ卒しかけたところに滝沢演舞城のDVDをみて戸塚担になって1年」というスペックなので、ドル誌と少クラとガムシャラと日テレ深夜ドラマ(結構見てた、、)で見る以外、それ以上ジュニア個人を深く調べたことがほとんど無かった。

それでもこの時点でまだ京本くんにハマったわけでは無かったので奥深くまで漁ることも無く、「あまり知らないまま観たい」とか言いながらいつも通り少クラやガムシャラを見て過ごした。本番前の雑誌で、ミュージカルが好きなこと、オーディションで選ばれたことなどを知った。とくに歌いすぎてお母さんと会話するときメロディ混ぜて遊んでたこと(わかる)などを知ったとき、すごく親近感が湧いて、年齢も私のひとつ上だったのもあってこの人を応援したいかもしれない…と薄々感じていた。

 

 

個人的初日。前回(2012年)一緒に見た高校の友達と一緒に観た。同じ回には如恵留くんと顕嵐くんが観にきていた。

 

そして、開演した。

一曲目『我ら息絶えし者ども』の中のルドルフのソロパート、「ママと僕は似ている」という歌詞を聞いた瞬間、いままで座席で受けたことのない、ものすごい衝撃を受けた。一瞬京本くんの声だとわからなかった。でも確実にルドルフが歌うパートだし、水色の軍服を着た京本くんの口が大きく動いていたし、紛れもなく京本くんの歌声だった。ったより低くて綺麗に通る声だった。いつも少クラとかで高いパート多いから気づかなかったのか。


一幕で歌うのはそこだけなので、あとはハンガリーのかわいい民族衣装姿見たりミルクで奥の方に隠れてるのをガン見したりして、休憩。どの衣装も似合っていてかわいい。怒涛の二幕に向けて心が落ち着かないので、友達といったん外に出たらすぐ前に顕嵐くんと如恵留くんがいて全然落ち着けない。ふたりともポスターの京本くんのところ指差して楽しそうにお話ししてた。


二幕、ルドルフの出番はほぼこっちなんだけどもう脳内で色々考えながら観ることができなくなってた。脳内の語彙の死。こんなに頼りなくて(褒めてる)感情豊かで儚いルドルフ初めてだった。そして父との対立からの『独立運動』〜『闇が広がる』。あの井上芳雄くんとの歌声の相性がすごくいい。上手い。すごく上手い。普段聞いてた歌声と全然違う。やっぱり低音が綺麗だった。「王座〜〜!」の叫びがずっと耳に残って離れなかった。
『僕はママの鏡だから』の歌い終わり、「ママは僕を見捨てるんだね…」の台詞がせつない。これが終わるともうマイヤーリンクだ。トートダンサーに翻弄され、くるくる踊る姿がとても綺麗だった。もともと肌が白いのと薄いピンクのアイシャドウのせいか、照明が青白く変わるとサッと顔から血の色が消えた。あ、死んでしまう、と思った。目が虚ろだった。それでもダンスは芯が通っていた。


ここから早い。座席で叫びたいのを必死で堪えた。感情を放出できるメモも何もないので気づいたら自分の指とか双眼鏡とかを凄い力で握ってた。冷静になる時間がほしい。いつも生は最高とか言ってるけどこの時ばかりは心底一時停止機能が欲しかった。むり……

 

ルドルフが死ぬ前にトートとキスするんだけど、前の古川大野平方ルドのときはトートと同時というか、どちらかというとトートからキスしに行ってた位だった(気がする)のが、今年はルドルフからトートの頬を掴んでキスをしていた。衝撃的だった。京本くんは取り憑かれたような目でトートを見つめたあとすぐに結構勢いよく引き寄せてキスをしていた。舞台上に美と死の空気しかなかった。後から知ったけど今年から演出変更でルドルフから死を受け入れる形になったらしい…………やられた……

 

キスが終わるとすぐにルドルフはすっと一旦目を閉じて覚悟を決めたあと真っ直ぐ前を見つめたままトートから手渡された拳銃の引き金を引き、棺へと運ばれる。引き金を引いたときに一瞬白目になるのが本当に凄い。

 

壮絶だった。


あとは最後に『悪夢』のシーンで一回出てきて、出番はおわり。

あまりにもすごい15分だった。

 

カーテンコールでゾフィーの裾を持ってあげてるルドルフはとても可愛かった。

京本くん以外も今年が全体的にすごく良かったあまりに、呆然としながら帝国劇場を出て、友達と色々話しながら東京駅まで歩いた。


ものすごく綺麗な高音も出せれば意外と低い声だったと感じたのは、最初私が京本くんの歌唱力を知らなかっただけかと思ってたけど、それだけじゃなくてオーディション後にもものすごく練習したのだろうと思った。帝劇であれだけの歌声を出せるのは本当にすごい。普段ジャニーズが歌うような歌のうまさと、ミュージカルの歌のうまさって全然違うんだけど、それがちゃんとわかってて声を出してる感じだった。(これはブラッドブラザースの神山くんでも思ったやつ)舞台経験は豊富だろうけど、ミュージカルの舞台はジャニーズとは全然違う。当時、京本くんはまだ誕生日を迎えていなかったので自分と同い年だった。同世代で帝劇の大舞台に立つ京本くんを心の底から尊敬したし、こんなに素晴らしい作品に関われていることが羨ましかった。

 

ぜひ続投してください。ものすごい我儘を言うならデビューして忙しくなってしまうなら次のエリザベートまで待っててほしい。超エゴでごめんね!デビューしても続けてほしいけど。
これからがものすごく楽しみです。こんな歌声、絶対放って置けない。

ジャニーズとミュージカルの新しい道を切り拓いてくれて、ありがとう。

 

 

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※この後色々経て現在京本担になりました。